高校受験まであと1年。夏までにやっておきたい3つのこと

高校受験を控えた中学3年生にとって、夏までにどれくらいのことを身につけたかが勝負の分かれ目になります。4月から夏休みに入るまでの約4ヶ月をいかに有効的に使うか?ここではそんな追い込みどきの中学3年生がやっておきたい3つのことを紹介します。

①自分の将来を見据えて自己分析をする

まず一番大切なのは、将来を見据えて自己分析をすることです。例えばサッカー選手の三浦知良選手は、志望高校の欄に「ブラジル」と書いたという逸話があります。もちろん、ここまで明確に目標が決まっている人はほとんどいないと思いますが、どんなことに興味があるのか、そのためにはどんな高校・大学へ進学すべきなのかなどを考えることが大切です。

また、そんな遠くの未来のことは考えられないという場合は、どんな高校生活を送りたいかだけでも構いません。例えば「難関大学に合格するために、勉強に集中できる高校に!」でもいいですし、「自宅から通うため、電車で1時間以内の高校にしよう!」でもいいでしょう。

さらに、現状の成績や実力を見直すことも大切です。今から頑張ったとして、どれくらいの高校に行けるのかを先生と相談したうえでお子さまと考えましょう。

②これまでの遅れを取り戻すために復習をする

勉強というのは、実はほとんどが積み重ねでできています。例えばたし算・ひき算を覚えていない段階からかけ算・わり算をやってもわかりませんよね?それと同じように、中学3年生で習うことは中学1・2年生で習ったことがあってはじめて成立するようにできています。「今から猛烈に勉強する!」と言っても、中学1・2年で覚えておくべきことを覚えていないと、3年生の授業で先生が言っていることが全く理解できず、結局何から手をつけていいのかすらわからないままになってしまうこともあります。

こうならないように 、夏まではとにかく土台となる中学1・2年の復習に授業と並行して取り組み、受験に備えましょう。

③内申点を計算し、これからどんなことができるかを洗い出す

公立高校受験の際に重要になってくるのが、内申点です。内申点とは、授業態度や教科の成績を総合的にみて算出する数値のことで、この数値と入試の点数から合格者を決定するため、受験の際には絶対に確認すべき数字です。

この内申点は、都道府県や学校によって計算法が違います。例えば中学3年時の成績だけを見る地域もあれば、1年生からすべてを見る地域もあります。極端な例でいえば、3年のときの成績だけを見る地域の高校へ進学するのであればこれからの努力次第でどんな高校にでも行ける可能性がありますが、1・2年のときの成績も加味される地域の高校だと、1・2年であまりいい成績を残せなかった子は3年でより頑張る必要があります。

すでに志望する公立高校を決めている場合は、その地域の内申点の計算法を事前に確認し、これから1学期でどんなことができるかをお子さまと一緒に考えましょう。

高校受験はプレッシャーとの戦いです。そのプレッシャーを軽減するためにも、夏までにどんなことをすべきかを明確にし、志望校合格を目指しましょう!

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