この期に及んでおよよよよ、なう。[大学受験]

ムスメの第一志望は都内の国立大学ですが、「絶対安全間違いなし! ヤッホー!」というお墨付きがあるわけではございません。

「たった一度の人生だもの。」とか、「チャレンジすることに意味がある。」とか。「心は折れない。だって棒状ではないから。」などという、ふんわりとした言葉で包んで、「かんばしくない結果が待っていても、泣くんじゃないよ……。」とあらかじめ言い聞かせる、そんな感じの第一志望です。(「心は折れない……」という言葉は私の好きな芸人さんのもので、気持ちがくじけそうなときによく使います。すばらしいと思う。)

それでもムスメはチャレンジしたいという気持ちが強く、「浪人したのだから、その努力に見合うだけの成果を得たい。」というのも正直なところでしょう。「浪人したのだから。」という言葉と気持ち。この気持ちのために、親子ともども疲弊させられてきました。

浪人生のつらさって、ここにつきると思う。

浪人までしたのだから、たくさん勉強して当たり前。←これはとてもよいと思う。実際4月くらいはこんな気持ちでピチピチしておりました。
しかしながらこれが、
浪人までしたのだから、成績が上がるはず。←こうなってくると、とてもやっかい。

現役で合格した友人にも、親戚縁者からも(励ましの意味ではあるでしょうが)、こうしたことを言われたことはあったし、ムスメ自身もこの考えにとらわれて苦しんでいる時もあったと思います。
そしてもちろん、親である私も。
ムスメの大学受験を経験してわかったことは、学びたい分野と受験科目、そして受験日程を考えると、候補になる大学は、思ったより少ないということです。

さらに「自宅から通える。」となると、相当少なくなる。しかし全国規模で考えてみると、結構ある……。それが「全日本ムスメを受け入れてくれる大学探しの旅」につながっているんでしょうね。

実はこの原稿を書いている今はまだ年末なのですが、皆様がお読みになる頃にはセンター試験の結果が出ています。

「思いっきり受験したよね!」と、いう言葉だけは聞きたいし、うちのムスメならきっとそう言ってくれるはず。1年間ムスメを見てきて、私はそう思っております。

プロフィール


おぐらなおみ

漫画家&イラストレーター。長女(25歳)長男(19歳)のベテランママン。急に汗をかく、突然ドキドキするなどの更年期症状と付き合っています。趣味は散歩というか道草。知らない路地をガンガン歩いてよく迷子になる。東京在住。
著書に『働きママン(シリーズ続刊あり)』『私の穴がうまらない』など多数。
Twitter @ogura_naomi

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