2016年度中学入試は私立大学付属校への志望者が増加傾向に 2回目入試に志望者も

2016年度中学入試は私立大学付属校への志望者が増加傾向に 2回目入試に志望者も12月になり、入試本番を目前に控えた中学受験生は緊張が高まっていることだろう。そこで、小学6年生に向けた、2016(平成28)年度の首都圏中学入試の出願傾向と、追い込みの時期に取り組むべき課題について、ベネッセ教育情報サイトでは、森上教育研究所の森上展安氏に教えてもらった。

 

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2016(平成28)年度入試の大きな変化は、「私立大学付属校の復権」です。
昨年度まで、付属校の志望者は減少傾向にありました。ところが、2016(同28)年度は多くの付属校で志望者が増加しています。とくに早慶、MARCHの付属校で志望者数が大幅に伸びています。制度改革で大学入試が大きく変わると考えられ、先が読めないため、現時点で付属校に入っておこうという意識が働いているものと見られます。
また、多くの学校で2回ないし3回の入試が行われていますが、2016(同28)年度は1回目より、2回目の入試に受験生が集まり、1回目のほうが低倍率となる傾向があります。
なお、大学付属校でも、日本女子大学附属、学習院女子など、女子大系の名門校の志望者は減少傾向にあります。ここ数年は、全般に「共学志向」が続いているためです。
12月から1月いっぱいは、たくさんのことをやろうとするより、受験に向けてやるべきことをいかに絞るかが勝負です。そのために一度、志望校の過去の入試問題(過去問)を、単元別に「縦割り」で分析してみてください。頻出する単元やテーマのうち、お子さまが苦手なものから優先順位を付けて取り組みましょう。
とくに算数に関しては、典型的な中学入試の良問に絞った薄い問題集を選び、丁寧に取り組んで、できない問題を一つひとつつぶしていってください。それが合格につながる確実な基礎力となります。
今取り組んでほしい良問とは、基礎が生きている問題であり、それをマスターすることで解ける応用問題が増えていくのです。

 

出典:2016年度首都圏入試の出願傾向・優先課題の絞り方[中学受験 6年生] -ベネッセ教育情報サイト

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