【文理選択に悩んだら…】文理選択を決断するための3つのヒント
文理選択は高校に進学してから最初の進路選択の機会です。一般的には「将来、なりたい職業」「大学で学びたい学問」「得意な科目」などを考えて、文系か理系かを決めることになります。とはいえ、「将来の職業は漠然と考えているが、文系が有利なのか理系が有利なのか、わからない」「苦手科目があって、大学受験でネックにならないか不安」などの悩みをもつ人もいるでしょう。今回の記事では、このような悩みを解決する3つのヒントを紹介します。
職業を漠然としか考えていない人は、広く調べてから文理選択を
「将来、なりたい職業はあるが、その職業が文系向きか理系向きかわからない」という人は、この機会に職業について広く調べ、「自分の興味・関心」と「就きたい職業に求められる力」を徹底的に分析してみましょう。世の中には文系・理系で単純に分けられない職業がたくさんあることがわかってくるはずです。
たとえば編集者やライターなどの職業は、代表的な文系の職業のように思われますが、電子機器やパソコンのソフトウェアの操作を解説する「取り扱い説明書」を執筆するテクニカルライターという職業があります。この仕事では、理系の知識を存分に発揮できます。逆に、新しいサービスを開発するIT企業の社員は、文系・理系を問わずニーズの高いシステムや魅力的な商品を生み出す想像力と企画力が求められるでしょう。まずは先入観にとらわれず、仕事について深く調べたほうが、文理選択を柔軟に考えることができるのです。
苦手科目から“逃げる”のではなく、“向き合う”のも文理選択のカギ!
「進みたい学部があるけど、苦手科目がネックになり、文理選択を悩んでいる」という人もいるでしょう。文理選択はたいてい高1の時に決断しますから、受験までまだ2年もあるはずです。苦手を克服するには十分な時間がありますから、この時点で将来の選択の幅を狭めるのはもったいないです。「苦手科目から逃げる」という考えは避け、「将来の夢」や「学びたい学問」を優先して考えたほうが、結果的に後悔の少ない選択ができるでしょう。特に「今は苦手だけど興味がある」という科目は、「苦手ではないけど、興味がない」という科目よりも、勉強に取り組む意欲がわくでしょう。
既に学びたい学部系統がある人は、入試科目もチェック!
「なりたい職業や学びたい学問が文理両方にある」「なりたい職業や学びたい学問が文理どちらにも属さない」という悩みをもっている人もいるかもしれません。そのような人は目標としている第一志望大の入試科目を調べてみましょう。その場合、出題範囲や配点まで詳しくチェックするのがポイントです。たとえば、社会のさまざまな問題に多角的なアプローチをする総合科学系の学部の場合、学科やコースによって文系科目の配点が高かったり、理系科目で課される科目が多かったりすることも。また、2次試験で総合問題が出題されるため、文理に偏らない知識が問われることもあります。これらをよく調べてから文理選択をするほうが賢明です。
いずれにしても、“100%正しい選択”はありません。自分自身で悩み、いろいろと調べて下した決断こそベストだと信じて、周囲のウワサに流されずに、文理を選択しましょう。
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