中高一貫校を徹底解剖!小学3〜4年生向け勉強法

 お子さまの中学受験を考える場合、中高一貫校を志望する保護者のかたも多いと思います。この記事では、森上教育研究所の森上展安先生をインタビューし、首都圏トップクラス校の受験を視野に入れる小学3〜4年生の勉強法についてお話を聞きました。

 


1.苦手科目を作らない

 

 いずれの学校も、国語・算数・理科・社会の4教科とも、まんべんなく得点できなくてはなりません。かつて、30年ほど前(つまり今の保護者のかたが受験生だったころ)までは、算数の指標が比較的高かったため、算数が得意なお子さんが合格しやすい傾向にありましたが、今は違います。小学3〜4年生からできる中学受験対策は、苦手な科目を作らないことです。

 

 難関校を目指すからといって、いきなり難しい問題に取り組む必要はありません。入試問題は、基礎力がなければ解けないものが多いです。小学3〜4年生の間は、周囲の子よりもペースを上げて、基礎を確実に理解できるようにしましょう。

 

 

2.基礎を身につけるには

 

 基礎を身につけるには、楽しみながら学習することが最もいい方法です。正解・不正解ばかりに気をとられないで、お子さんの「昨日より今日、今日より明日」の成長を見守ってあげてほしいと思います。そのようにして、自分にできることを増やす、理解した基礎を使えるシチュエーションを増やす、というプロセスが、受験本番に必ず生きてきます。

 

 また、基礎を身につける小学3〜4年生の段階では、長い文章を素直に読むことにも、ぜひ取り組んでほしいと思います。難関校の入試では、国語の試験で4000文字を超える長文読解問題がよく出ます。解答するには、速読力や、筋を読む力が必要です。また、題材には論説文・物語文・随筆文などがありますが、テーマは友情や家族、時にはいじめ問題などを扱うものが出されますので、読み解くには精神的な成長が必要です。したがって、保護者のかたには、お子さんを甘やかせて育てるばかりでなく、少し背伸びさせて、自分で考えさせることを意識してほしいと思います。

 

 

3.複雑な文を、素直に理解する

 

 文章を読むトレーニングは、国語の試験対策にとどまりません。理科や算数でも、問題文は複雑そうに書かれていながら、問いの本質は実に素直だということが多いです。1行1行の文の意味をしっかり理解することは、どの教科の入試でも求められるのです。文章で描写されているものを絵に描いてみたり、または絵を見てそれを文章にして説明してみたりという勉強法も、内容を言葉で理解するためのいいトレーニングになります。

 

 

4.間違うことも練習

 

 最後になりますが、「間違うことも練習」だと思うことも大事です。失敗できるのは、練習の間だけです。複雑に書かれた問題文のミスリードに引っかかったら、それはむしろラッキーなことです。お子さんの間違いを責めることなく、「本番までに間違いを経験できて、よかった」と、親子で確認し合えるといいでしょう。

 

 

 いかがでしたでしょうか。難関校といっても、特殊な受験テクニック以前に、基礎の理解が重要だということのようです。森上先生のアドバイスを参考に、苦手を作らないよう、どの教科もまんべんなく基礎を固める時期を大切にしていただけたらと思います。

 

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