子どものモチベーションを削(そ)がない、習い事のやめさせ方とは?

中学受験を目指す親子にとって、高学年になるにつれて悩みの種となるのが、受験と直接関係のない習い事をやめさせるか否か。そこで、習い事と受験勉強の両立に悩む、小4女子の母親から平山入試研究所の小泉浩明氏に寄せられた相談を紹介しよう。

 

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【質問】
長文に対する読解力がなかなかつきません。読書は嫌いではないのですが、ピアノ、そろばんなどの習い事の家庭練習に時間をとられ、なかなかできません。(小学4年の女子を持つ母親)

 

【小泉氏のアドバイス】
習い事と受験勉強の両立で悩まれているご家庭は多いと思います。4年生くらいまではなんとか続けることはできますが、5年生になると塾の方が急に忙しくなり、どうしても勉強する時間がとれなくなるので、習い事を中断せざるを得なくなるケースが多いようです。ただし、やめたがらないことも多く、それによって受験へのモチベーションが低下してしまうのは困りますから、上手な受験態勢への移行が必要だと思います。

 

習い事を中断する時期は、お子さまの現在の学力と、目標とする学校のレベル差によると思います。その差が大きいのであれば勉強する時間が必要になりますから、習い事の家庭練習に当てる時間は無ないということになります。また、お子さまの体力にも関係してきます。体力があれば習い事を続けられる期間が長くなりますが、無なければ残念ながら受験勉強に集中すべきでしょう。

 

ただし、中断か継続かの判断とその時期はご両親だけで行うのではなく、お子さまもその決断に参加すべきだと思います。中学入試を他人事ではなく、自分のこととしてとらえるためにも、今何が大切で、何をなすべきかをご両親とともに考えてもらい、受験生本人も納得のいく決断を下すべきだと思います。

 

出典:習い事の家庭練習に時間をとられ、なかなか読書ができない[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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