渋谷教育学園渋谷中学校1年生 Kさんのお母さま

兄2人が同じ学校で、共に剣道部に所属。楽しそうな様子を見て、同じ学校に行きたいと熱望。5年生の4月から、地元の中規模の塾に通い始めました。最初から目標校が決まっていたものの思うように成績が伸びず、6年生の春にマンツーマン指導の塾に転塾。過度のストレスを抱えた時期もありましたが、初志を貫き、見事合格を勝ち取りました。(2010年2月18日)



渋谷教育学園渋谷中学校1年生 Kさんのお母さま



profile
渋谷教育学園渋谷中学校1年生
Kさん

神奈川県在住。
Kさんは、2009年4月に渋谷教育学園渋谷中学校に入学。現在中学1年生です。渋谷教育学園渋谷中学・高校から国立大学に進学し現在大学2年生のお兄さんと、現在渋谷教育学園渋谷高校2年生のお兄さんの3人兄弟。あこがれの学校に入学して、兄2人と同じく剣道部に入りがんばっています。

■兄2人は帰国枠受験ですんなりと合格。だから、三男の受験が初めての受験のようなものだった。

中学受験を考えられた経緯から教えてください。

長男が5歳、次男が2歳のときに夫が転勤になり、その後6年間ニューヨークのマンハッタンに住んでいました。三男は現地で生まれたのです。上の子が小学5年生の3学期のときに帰国して、転勤前に住んでいた川崎市の自宅に戻りました。

私は公立出身ですし、その学区の中学校も評判が良かったので、帰国当初は全く中学受験を考えていませんでした。むしろ日本の中学受験の過熱ぶりに反発を感じていたくらいです。受験にすごく必死になって、塾の話ばかりしているお母さんがたにうんざりしていたし、子ども同士が成績のことで辛らつなことを言い合うような様子に疑問をもっていたのです。
ところが、長男が6年生の11月にアメリカで一緒だった友人から電話があり、中学入試には帰国枠受験というものがあるということを教えてもらいました。長男は現地の学校では全米学力テストの英語のスコアで1番から3番に入る成績をとっていて、英検準1級ももっていたので、その英語力を維持したいと思っていたこともあり、友人のすすめで渋谷教育学園渋谷の最後の学校説明会に参加しました。その内容がとても魅力的で、受験科目は国語、算数、英語ですが、英語力を中心にみる試験ということだったので、急きょ受験をすることにしました。長男が6年生の12月のことです。
説明会には、ほとんど予備知識がなく参加しましたが、田村校長先生のお話に夫婦ですっかり魅了されました。特に「自調自考」の考えはわが家の方針と基本的に同じでした。また、ネイティブの先生による「帰国英語」授業の質の高さにも魅力を感じました。アメリカでの授業と変わらない内容でした。

帰国生入試といっても学校によって試験内容は違うのですが、渋谷教育学園渋谷は、英語は長文のエッセイと面接でのコミュニケーション能力重視で、国語と算数は基本問題が中心でした。
対策は、夫が問題集を買ってきて、冬休みに国語と算数の特訓をしました。

渋谷教育学園渋谷は、入学してみたら想像以上に子どもたちがのびのびとしている学校で、シラバスもしっかりとしているし、ネイティブの先生の授業もレベルが高いです。長男が剣道部に入り、文化祭などで盛り上がって楽しそうにしている様子を見て、次男も受験をしたいと言いだしました。

中学受験にはまだ抵抗がありましたが、長男を見ていて、中高一貫教育のシステムの良さは実感していました。また、公立中学の英語の授業時間数が圧倒的に少ないことや、日本のゆとり教育に不満もありました。次男は、英語にブランクがあるので、一般入試を受けるつもりで5年生から塾に通い始めました。
受験校については何度か話し合いましたが、本人も渋渋しか受けないというので、不合格だったら公立に行くということで、他の学校は見に行きませんでした。
出願は、帰国枠と一般入試の両方にしました。渋渋の場合、帰国枠には2種類あり、次男の受けた枠は試験科目が算数・国語・作文で、東南アジアなどの英語圏ではない国からの帰国生や、現地校ではなく日本人学校に通っていた受験生が受ける試験です。受験する皆さんは、現地でも塾に通って準備して、一般入試のおさえとして受験されるので、試験のレベルは高いです。無理かもしれないと思っていたのですが、運良く帰国枠で合格することができました。

このように、2人目までは比較的順調に受験を終えることができたのです。しかし、三男のKの場合はそうはいきませんでした。


プロフィール

中曽根陽子

教育ジャーナリスト、「登録スタッフ制企画編集会社<ワイワイネット>」代表。塾取材や学校長インタビュー経験が豊富。近著に『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)。

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