慶應義塾普通部2年生 T・Kさんのお母さま

今回は、現在慶應義塾普通部2年生と鎌倉学園高校3年生に在学中のお二人のお子さんの受験を経験されたお母さまにお話を伺いました。性格も全く違うというご兄弟。弟さんの勝因は負けず嫌いの性格といいます。お母さまとしてはどのようにお二人の受験に向き合ったのでしょうか? (2009年4月20日)


profile
慶應義塾普通部2年生
T・Kさん

神奈川県在住。
T・Kさんは、小さい頃から自分の意思がはっきりとしていて、勉強に関しても誰かに言われたからではなく、自分から取り組むしっかりとした男の子。現在は 陸上部に所属。学校生活をエンジョイしています。レポート形式の宿題が多いので、入学後は本をよく読むようになりました。

家からいちばん近くにある学校が慶應義塾普通部。必然的に、ここに子どもを入れたいという思いがわいてきて、中学受験をさせることを決めた。

中学受験をさせようと考えたのはなぜですか? また、塾はどのようにして選んだのですか?

家のいちばん近くにある中学校が慶應普通部です。日吉に住んでいると慶應はあこがれと尊敬の対象です。普通部の生徒を見ていると、服装がきちんとしていて礼儀正しいことに感心させられます。

また、労作展(普通部の文化祭)も何回か見に行きましたが、中学生の作品とは思えないほどレベルの高いものばかりで、慶應の底力を感じ、しだいに息子たちをこの学校に入れたいと思うようになりました。それが、中学受験を決めたきっかけです。

しかし慶應は難関校ですから、かなりの準備をしないと受からないと思い、地元で評判の良いSAPIXに決めました。
長男は、成績の浮き沈みが激しく、普通部合格ラインを行ったり来たりの状態で大変でした。 私も中学受験は初めての経験だったので、宿題が多くて負担になったときにも、どれをやらなくてはならないか、逆にどれを省いてよいかもわからなくて、上手にサポートをしてあげられませんでした。
また、学校別対策などにも気を配れなかったのも悔やまれます。
成績的には慶應普通部はチャレンジ校でした。当初の第一志望校だったので受験しましたが、残念ながら届きませんでした。
次男は、入塾テストの成績も良かったので、今度は大丈夫ではないかと思い、小学3年生の秋からやはりSAPIXに入塾しました。


他の学校は見に行かれましたか?

はい。長男のときは初めてだったので、世田谷学園・法政大学第二・暁星・鎌倉学園・逗子開成・成城・成城学園・高輪など通学範囲にある学校をかなり見に行きました。男子校はほぼ行ったと思います。御三家は見に行きませんでしたが…(笑)。


ご長男の場合は、その中から、どんな基準で受験校を選んだのですか?

成績別クラス編成をしていない学校のほうがいいと思いました。受験で優劣が問われるのはしかたありませんし、塾は成績を伸ばしてもらうところですから、皆が「仲良しこよし」ということはありえません。
でも、学校に入ってまで、競争の中でずっと過ごすのはどうかと思いまして。また、背伸びをするより、本人の学力に合っている学校を選びました。中高の6年間はのびのびと過ごして、いい友人をつくってほしかったからです。


弟さんも慶應普通部が第一志望だったのですか?

本人は、栄光学園が第一志望でした。4年生のときに学校見学に行って、広いグラウンドに感激して、「あのグラウンドを思いっきり走りたい」とあこがれをもったようでした。しかし、栄光に合格するには、塾のいちばん上のクラスを維持していないと難しい。ですから、チャレンジ校として栄光を目標にがんばっていました。慶應普通部は父親の強い希望もあり、栄光とはほぼ同程度の希望でした。


プロフィール

中曽根陽子

教育ジャーナリスト、「登録スタッフ制企画編集会社<ワイワイネット>」代表。塾取材や学校長インタビュー経験が豊富。近著に『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)。

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