【小学生自由研究テーマNo.148】

バナナが黒くなる実験

バナナが黒くなるのはなぜ? 黒くなる条件は? 実験して調べてみよう!

用意するもの

  • バナナ2本
  • アルミはく
  • バナナを保管する箱

実験の進め方

  1. 1

    アルミはくを細長く切り、バナナに巻きつける。もう1本アルミはくを巻いたバナナを用意し、それぞれ区別がつくように目印をつける。

  2. 2

    1本は直射日光が当たる場所に置き、もう1本は室内の蛍光灯の下に置く。

  3. 3

    3時間たったら2本ともアルミはくを外して色の変化を観察する。その後、箱の中など光が当たらないところに移す。

    ★バナナの色の変化がわかるように写真をとっておくといいよ。

  4. 4

    1日後、2日後の同じ時間にバナナの色を観察して、気づいたことを記録する。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の方法を紹介しよう。実験を行った日の天気と気温も書こう。
  • 日光に当てたバナナと当てないバナナのちがいをまとめよう。アルミはくを外してすぐの色と1日後、2日後の色を表にするとわかりやすいよ。
  • バナナの皮の色が変わったのは、日光にふくまれる「紫外線(しがいせん)」などがバナナの表面を傷付けて、酸化(さんか)が進んだからだよ。日光と蛍光灯の光のちがいについて考えてみよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 日光に当てる時間を変えて、色の変化を比べてみよう。
    (実験の方法)
    ・バナナを3〜4本用意する。
    ・全てにアルミはくを巻き、ならべて日光に当てる。
    ・1時間後、3時間後、5時間後など同じ時間の間隔で1本ずつ室内に入れ、アルミはくを外して保管する。
    ・2〜3日後、色の変化を確認する。
  • 天気の良い日と曇りの日、雨の日や朝と夜に同じ実験をして結果を比べてみよう。
  • 黒や白、赤、青などの色紙、セロハンやラップを巻くと、どうなるかな? 実験してみよう。日焼け止めクリームや紫外線をカットする日傘やサングラスなどを使って試してみてもいいね。

まとめに役立つ豆知識

  • 強い日差しには多くの紫外線がふくまれている。紫外線は肌をいためるので、ひどい日焼けをすると、やけどのように肌が痛くなるね。人の肌は、強い紫外線を受けると色を濃くしてダメージから守ろうとする。この反応が「日焼け」だよ。バナナの皮も紫外線に傷付けられて茶色くなるんだね。
    紫外線は悪いことばかりではなく、骨や筋肉を強くしたり、殺菌効果もあるよ。よい面、悪い面を調べてみても面白いね。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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