【小学生自由研究テーマNo.62】

雲ができるようすを再現しよう

ドライアイスを使って、積乱雲(せきらんうん)が立ち上がるようすを再現してみよう。けむりの動きをよく観察して、実際の雲と比べてみよう。

用意するもの

  • ドライアイス
  • 電気ケトル(または、なべとコンロ)
  • 持ち手のついたザル
  • 軍手
  • カメラ
  • 積乱雲の写真

★ドライアイスと熱湯を使う実験だよ。必ず大人といっしょに行おう。

実験の進め方

  1. 1

    電気ケトルで湯をわかす。

  2. 2

    手に軍手をはめてドライアイスをザルにのせる。

    ★ドライアイスにふれる時は必ず軍手をはめる。軍手がぬれたらすぐにかわいた軍手に取りかえる。

  3. 3

    湯がわいたら、電気ケトルの電げんを切り、ふたを大きく開く。軍手をして、湯気でやけどしないように注意しながら②のザルをなべの上に持っていく。

    ★なべを使う場合は、湯がわいたら火を止めて湯気が落ち着くのを待ち、②のザルをなべの上に持っていこう。

  4. 4

    湯気のけむりの動きをよく観察する。

    ★おうちの人に協力してもらって写真もとろう。

  5. 5

    ザルをケトルの口から遠ざけたり、左右に動かしたりして、けむりのようすを観察する。

    ★部屋を暗くして懐中電灯で湯気に光を当てて観察すると、湯気がうずをまく動きがよく見えるよ。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験に使ったもの、手順、注意点を書こう。
  • ドライアイスのけむりの動きを絵にしよう。動きをやじるしで示すとわかりやすいよ。
  • 積乱雲の写真とドライアイスのけむりの写真を比べて、似ていると思った点や気づいたことをまとめよう。
    ★「積乱雲 でき方」などをインターネットで検索(けんさく)して、イラストや動画を見てみると、さらに比べやすくなるよ。
  • 実際に積乱雲を見ることができたら、写真にとり、積乱雲を見た時の天気や気温、そのあとの天気や気温を記録してまとめに加えよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 積乱雲のできる条件を調べよう。「地上付近の温かい空気」をケトルから出る湯気、「上空の冷たい空気」をドライアイスのけむりに置きかえて考え、気づいたことをまとてみめよう。
  • 積乱雲ができたあとは夕立や雷(かみなり)が起こりやすくなるよ。なぜだろう。調べてみよう。
  • 積乱雲のほかにも、いろいろな種類の雲がある。それぞれの写真を集めて、見比べてみよう。どんな時にできるのかを調べてまとめよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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