【中学生自由研究テーマNo.56】

氷を速く溶かす素材を調べよう

ふれているものの材質や厚さによって、氷の溶けるスピードが変わるよ。
いろいろな材質のものを用意して、溶け方を比べてみよう。

氷を速く溶かす素材を調べよう
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • なべやフライパン
    (鉄・銅・アルミなど材質の違うもの)
  • 皿やタッパー
    (陶器・プラスチック・ガラス、紙など材質の違うもの)
  • 木の板(かまぼこ板やまな板など)
  • 発泡スチロール(食品トレーなど)
  • ストップウオッチ
  • 記録用のメモ帳やノート

実験の進め方

  1. 1

    実験するなべや器を用意する。同じ大きさの氷を、調べるものの数よりも多めに用意する。

  2. 2

    実験を始める前に、用意したものをリストにして、溶ける速さの順位を予想しておく。

  3. 3

    なべや器に氷をのせて、ストップウオッチで、溶けきるまでの時間を測り、記録する。

    ★実験をしている途中で室内の温度が変わったり、風が当たったりすると、溶ける速さが変わるので注意しよう

まとめ方・提出の工夫

  • 調べたものがすべて溶けるまでの時間を表にして、横に予想した順位を書こう。実験結果の表を見て気付いたことを書こう。すべてが溶けきるまでの時間が短かったものから順番に並べると、かかった時間を比べやすくなるよ。
  • 溶ける時間がいちばん速かったものと、いちばん遅かったものでは、どのくらい時間の差があったかな? 容器を手でふれた時の温度の特徴も比べ、気付いたことを書こう。
  • 溶ける時の氷のようすに注目してみよう。たとえば、氷のどこから溶けていくように見えるか、動きはどうかなどを観察して、気付いたことを書こう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 氷が溶ける速さが変わるのは、材質によって熱の伝わりやすさが異なるからだよ。「熱伝導率」というキーワードについて、調べてみよう。
  • 金属、ガラス、木・紙、発泡スチロールなど大きなグループに分けて、溶ける速さの平均を出して比べてみよう。氷を速く溶かすグループ、時間がかかるグループの特徴は何かな? 思い付くことを書いたり、調べたりしてまとめよう。
  • 調理器具や食器の材質に注目してみよう。どのような目的でその材質が選ばれているのか考えてみよう。

キーワードを調べよう

  • 「熱伝導率」「空気を含む材料」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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