【中学生自由研究テーマNo.51】

豆腐はなぜ浮き沈みするのか

豆腐を水に入れて火にかけると、はじめは沈んで、そのあとふわふわ浮いてくる。
豆腐がどんな動きをするのか観察して、理由を考えてみよう。

豆腐はなぜ浮き沈みするのか
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • 豆腐(木綿)
    ★観察には木綿豆腐がやりやすいよ。絹ごし豆腐も用意して、比べてみてもいいね。
  • 温度計

実験の進め方

  1. 1

    豆腐を 4 等分に切り分ける。豆腐を 2 片以上残して鍋に入れ、豆腐の厚みの倍くらいの高さまで水を加える。

  2. 2

    ①をコンロにのせて、強火で加熱する。

  3. 3

    鍋の水と豆腐のようすをよく観察して、気付いたことはメモする。

  4. 4

    豆腐が動き始めたら、湯の温度を測り、豆腐が動くようすを観察する。湯の状態も観察する。

  5. 5

    火加減を変えながら豆腐の動きを観察し、2〜3 分加熱して取り出す。

  6. 6

    加熱した豆腐と、していない豆腐の断面を写真にとる。見比べて気付いたことをメモする。

    ★十分に観察したら、切ってみそ汁などに使おう。中の水分が抜けているから、麻婆豆腐などにも使いやすいよ。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の方法を紹介しよう。「鍋に水を入れる」→「豆腐を入れる」→「火にかける」→「◯分後/水が温まって泡が出てきた」のように、時間を追って書いていくと、わかりやすいよ。使った豆腐や湯の量、火加減などもくわしく書こう。
  • ゆでる前と後の写真をならべて、まとめに貼ろう。途中のようすも写真にとったり絵に描いたりすると、さらにわかりやすいまとめになるね。
★ゆでる前/ゆでた後
  • 加熱した豆腐と、していない豆腐の断面を比べて、気付いたことを書こう。
  • なぜ、豆腐が浮いたり沈んだりするのか、自分なりに考えたことを書こう。インターネットを使って「豆腐 下ゆで」などのキーワードで検索し、豆腐をゆでるとどんな変化が起きるのかを調べてみよう。わかったことを、自分の考えとあわせて書こう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 豆腐の中で起こる変化だけでなく、湯の状態との関係にも注目してみよう。ぐつぐつと沸騰させているときと、弱火で湯が落ち着いているときの豆腐の動きを比べよう。
  • 調理のはじめに豆腐をゆでる作業は「下ゆで」や「水切り」と呼ばれる方法だよ。水切りには、ほかの方法もあるから調べてみよう。実際に試して、かかる時間や手間、断面のようす、味や食感を比べてみてもいいね。
  • 下ゆでした豆腐としていない豆腐をそのまま食べて比べたり、料理に使って味や食感を比べたりしてみよう。豆腐を使ったおいしい料理を紹介するのも面白いね。

キーワードを調べよう

  • 「空気のぼう張」「水蒸気」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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