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卒乳への道のり

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

おっぱいでは絶対寝かせない。母親の強い意志で乗り越えました。

F.Iさん Mちゃん (体験談当時の年齢:1歳3ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

とにかくおっぱいがないと眠れない子だったので、卒乳を試みても、大泣きされるのがつらくていつも根負けしていました。ご近所への迷惑も気になりましたし・・・。ですが、このままズルズルとなってしまうより、短期間でやった方が泣く時間が短くなるだろうと思い、「今度こそ」と、卒乳を決意しました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

おっぱいにばんそうこうを貼って、「おっぱいはもう出ないのよ」と繰り返し聞かせました。私自身も、「おっぱいでは絶対寝かせない」と強く決意して、おっぱいの存在を忘れるようにしました。始めのうちは大泣きされてつらかったし、おっぱいも張って痛かったのですが、音楽に合わせてゆらゆらしながら、子どもが眠るまで抱き続けました。子どもが夜中に起きて泣いたときは特に、ご近所のことが気になり、ついおれてしまいそうになったものだったので、気をまぎらわらせようと、ビデオを見せたり、本を読んだりしてみました。でもこの方法は、目がさえてしまって、かえって失敗でした。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

1週間くらいすると、おっぱいを忘れて眠れるようになりましたが、夜中に目を覚まして、おっぱいをほしがることが、しばらく続きました。つらかったけど子どものために必要なことと考えて、おっぱいは飲ませませんでした。卒乳を成功させるには、何より母親の強い意志が必要だと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

「本に書いてあったり、人から聞いたりする話のようには、なかなか卒乳がうまくできない」と悩んでいる方に、「私のように何度も失敗しながら、気長にやっている人もいますよ」と言いたいです。焦らずにがんばってくださいね。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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