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人見知り

大人としか遊べない子に、こんなふうに働きかけました

毎日園に迎えに行き子どもたちと一緒になって遊び、専属保育士のような役割で遊び方を教えていきました。

Y.Kさん Rちゃん (体験談当時の年齢:2歳10ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は、私の友人・知人・園の保育士さんなどの大人としか遊べませんでした。娘の通う園では一番人数の多い学年なので、いろいろな子と接して子ども社会のルールを学んでほしいのですが、なかなか上手くいきませんでした。私の周りに子どもがいる友人がいない事も原因の一つだとは思うのですが・・・。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

園の先生に、娘が友だちと遊べるように仕向けてほしいとお願いしました。すると先生は、娘だけ同学年の子どもと離して小さい学年の子たちの中で生活させました。たしかに下の学年の子とはおもちゃの取り合いも負けませんし、思い通りにならない事は何一つありません。しかし、小さい子たちに自己主張ができて満足しても、同学年での行動の時は、やっぱり一人。小さい子たちとは会話のコミュニケーションがなく、ケンカして泣かせてしまうパターンが多くて、逆にワガママになってしまいました。私が、娘のクラスの中でリーダー的存在の子に「うちの子と遊んであげてね」とお願いし、一緒に遊びました。上下関係なく「一緒に遊ぼう!」と私が誘い、娘も交え、毎日迎えに行った2時間ほど園庭でみんなで遊びました。娘も私が毎日2時間たっぷり一緒に遊ぶので満足げな様子でした。友だち同士のケンカも私が仲裁に入り、意見を聞き、娘が悪ければ謝らせ、相手の場合も同様に扱い、また、その場にいた子どもにも、お友だちにしてはいけない事などを教えました。そして、「またうちの子と遊んでね」と帰る日々を続けました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

専属保育士さんのような毎日を続けたかいあって、今では自分から「仲間に入れて」「一緒に遊ぼう」と誘えるようになり、一番の仲良し友だちも見つけました。ここまで2年半かかりました。今はいじめが心配な時期ですが、「仲間に入れてもらえなかった」と子どもから言われたら、「じゃあ、違う子を誘ったら?またダメだったら違う子へ・・・園には友だちがいっぱいだよ」とアドバイスしています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

お子さんが園のお友だちとなじめないようなら、自分自身も子どもの目線で同様に遊んではどうでしょう。他の保護者に見られるとちょっと恥ずかしいけれど、童心に返るのもたまには良いと思うし、お子さんも同じような行動がとれるのでは。ママも園で遊ぶのが楽しい?!フリをして、いろいろな場面での対処を教えていったらどうでしょうか。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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