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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

「今が子どもに一番愛されている花の時期」そう思うことで優しくなれました。

M.Mさん Mちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜5歳0ヵ月頃 女 第1子 大阪府)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

まず、私から離れられない子どもに、一番手を焼いたのは、幼稚園に入園したときでした。毎朝、幼稚園に送って、門での別れ際、号泣され、それが丸1年続きました。他の子はスムーズに園に慣れているのに、どうしてうちの子だけが、と胃の痛い毎日でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

こんなに私との短い別れでも大号泣されるほど、私はこの子に愛されているんだ、と思うようにしました。先輩お母さん達に聞くと、いつまでも「お母さん、お母さん」と言ってはくれない、すぐにお母さんなんてどうでもよくなるんだから、今が一番親が愛されて、いいときなんだ、と。私も極力そう思うようにし、愛される自分を幸せに思うようにしました。すると、とても気持ちが楽になりました。子ども自身は、毎日泣き続けて、何も変わりがないように思えましたが、私自身の気持ちの持ちようが変わったことで、子どもへ優しく対応できるようになったと思います。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

ただ今、その子どもも3年生。元気に小学校生活を楽しんでいます。目下、子どもの関心事は、親より友達。幼稚園のときの先輩お母さんの話のとおり、いつまでも「お母さん、お母さん」とは言ってくれませんでしたね。本当に、思えば、あの当時が、お母さんが一番子どもに愛された花の時期だったようです。いずれは、親離れ子離れするとはわかっていながら、やはり寂しいものですね。だからこそ、「お母さんお母さん」と子どもが言ってくれる短い時期に、それを楽しむことが大切だし、楽しまなければ損だと、今思うのです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

本当に子どもなんて、すぐ大きくなります。すぐ、自分ひとりで大きくなったような顔をして、お母さんから離れていってしまいます。寂しいものですよ。だから、今お母さんから離れられないお子さんをお持ちで悩んでいらっしゃるお母さん、今が一番幸せなときだと思ってください。子どもは必ず、お母さんから巣立ちます、それは意外に早いのです。それまで、思いっきり子育てを楽しんでくださいね!

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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