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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

母親同士のお付き合いよりも、娘と気の合う友だちと遊ばせることを優先させました。

T.Sさん Mちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜5歳0ヵ月頃 女 第1子 埼玉県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

引っ越して来て友だちゼロの幼稚園に入園しました。同じマンションの友だちも家へ呼んでくれたり、クラスの友だちもとても良い方ばかりで大勢の方に家に呼んでもらいました。ところが、子どもは友だちになじまず、ママのひざに張りついた状態で、友だちと遊ばず、すすめられたおやつを食べたりジュースを飲んだりしているばかり。私もいらいらするし、せっかく呼んでもらっても空回りしているのをいつも感じていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

引っ込み思案の娘でしたが、たった1人、クラスに気になる友だちがいるようでした。その子を招くと、遊ぼうとすることに気がつきました。同じクラスの母親同士、とても大勢で仲良くしていたので、私は自分の友だちと離れるのは嫌でしたが、子どもは大勢いると、幼稚園の延長のようでリラックスして遊べていないようでしたので、思い切って、娘が興味を持っている友だちに絞って遊ばせるようにしました。同じマンションの人はこれからもずっと続くご近所さんなので、無理してでも時々遊ばせましたが、クラスの友だちは、子どもの状況もみんな知っているし、子どもが仲良くなればいつでもまた復活できる、と思い切って離れました。マンションの下に出て、自転車をこがせたりしていました。よく外に出ていると、いろいろな子どもが通ります。わが家の子どもと気の合う子どもが足を止めて遊んだりしました。年齢の壁を越えて、遊べる友だちが増えたと思います。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

仲良くしていたママ友だちと離れたときは、とても思い切ったことをしたように感じていましたが、子どもを通して、その後新たなママ友だちとの出会いもありました。弟を通じて、復活したママ友だちもいます。娘も、気の合う友だちをちゃんと見つけて遊べるようになってきて、友だちの数も増えてきました。お菓子を食べて、ひざから離れないストレスを抱えていた頃より、母子ともに良かったと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

自分の友だちを子どもに押しつけているのでは・・・と悩むことはありませんか?その状態を長く続けることによって、子どももそれなりに遊ぶようになる場合もありますが、気が合わないといずれ離れていきます。自分の友だちは、子どもが幼稚園に行っているときにランチに出かけたりして、自分なりにつなげていって、子どもの友だちを優先してあげる方が、子どもがいきいきしてママもうれしくなりますよ。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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