体も歯も健康に! 梅雨どきのヘルスケア

2014年6月2日更新

夏に向けて、徐々に気温が上がり始めるこの時期。紫外線や熱中症対策について、今から考えてみませんか?
歯の健康についてもご紹介します。

紫外線から子どもを守る

日々の対策が大切

子どもの肌は、大人よりもデリケート。紫外線から守るために、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

紫外線の強さを知ろう

6月から8月は、紫外線が強い時期。1日の中では、午前10時~午後2時頃が、紫外線が強い時間帯です。 くもりの日だからといって、紫外線の量が少ないとは限りません。日々の紫外線量は、気象庁などのWEBサイトに載っているので、お出かけ前にチェックしておくといいですね。
【関連情報】今日の紫外線の予測分布図(気象庁)

お出かけ時の紫外線対策

長時間屋外で過ごすときは、通気性のよい薄手の長袖や長ズボンがおすすめ。帽子はつばが長めのものを選んで、紫外線から目や顔を守るといいですね。子ども用のサングラスをかけさせているかたもいますが、UVカット機能のあるものでないと、紫外線対策の効果はありません。UVカット機能つきのサングラスなら、目が受ける紫外線量を約90%カットできると言われています。

ベビーの紫外線対策

ベビーカーで外出するときは、ほろを下げましょう。より紫外線をカットするため、市販の衣類用のUVカットスプレーを使用するのもいいでしょう。その際、赤ちゃんの肌にかからないように注意しましょう。中には、ベビーカーにもスプレーできるタイプもあります。日差しの角度が変わると足や腕などが日焼けしてしまう場合もあるので、通気性のよい長袖を着せたり、UVカット機能つきのブランケットなどを足にかけるといいですね。

ベビー用の日焼け止め

早くても6カ月頃から、できれば1歳を過ぎてから、肌にトラブルがない場合に限って使用するようにしましょう。
【関連情報】子ども用の日焼け止め、おすすめの種類は?

熱中症の予防&注意点

梅雨どきも油断は禁物

本格的な夏を迎える前から、熱中症予防を習慣づけましょう。

子どもの熱中症予防のポイント

暑さに慣れる

適度な散歩や外遊びが体を暑さに慣れさせます。暑さが厳しくない時間帯を選んで、適度に外出することも大切です。お出かけするときは、紫外線対策も忘れないようにしたいですね。

衣服で体温を調節する

麻などの素材で通気性がよく、しめつけの少ない衣服を選びましょう。「薄手のカーディガンと半袖」などの組み合わせなら、気温やお子さまの様子に応じて調節しやすくなります。外出時の帽子もお忘れなく。

こまめに水分を補給する

子どもは、遊びなどに夢中になると喉の渇きにも気づかないものです。お子さまが自分からほしがらなくても、「ひと口飲もうか?」と声をかけて、こまめな水分補給を心がけましょう。

顔色と汗を観察する

お子さまの顔が赤くなり、とても汗をかいている場合は要注意です。お出かけ先など、子どもが夢中になるような場所では、知らず知らずのうちに無理をしやすいもの。気温が高い日は、いつも以上にお子さまの様子に注意して、疲れる前に休息をとるようにしてくださいね。
【関連情報】熱中症のサインって?こんな時は要注意!

室内・車内こそ要注意!

平成24年、熱中症による救急要請があった場所のうち、最も多かったのが家の中でした(※)。室内だからといって、油断はできません。
 また、車内も注意が必要です。チャイルドシートを取りつける後部座席は、エアコンの風が届きにくく、窓からの直射日光もあります。窓に貼るタイプの熱を遮る効果のあるシートを利用してみるのもいいですね。また、長時間移動するときは、1時間おきに涼しい場所で休憩しましょう。
【出典】※東京消防庁「発生場所別の熱中症による救急搬送人員(平成24年6月~9月)」より

冷夏も注意!

例年より気温が低くても、熱中症にかかることはあります。急に気温が上がると、体が暑さに慣れていないので発症しやすいようです。6月は、日によって夏の暑さが訪れることも。お出かけには、飲み物や扇子などを持って行き、暑さに備えると安心です。

毎日の歯みがき大丈夫?

むし歯を防ぐ歯みがき習慣

6月4日~10日は、歯と口の健康週間。この機会に歯の健康を見直してみませんか?

みがき残しをチェック

子どもの頃、歯科医院や学校の歯みがき指導で、みがき残し(歯垢)が赤く染まる体験をしたことがあるかたは多いと思います。あの赤い液体は「歯垢染色剤」といって、ドラッグストアなどで購入することができます。お子さま向けに、味や香りがきつくないものを選んで試してみるのもいいですね。みがき残しを見るだけでなく、どんなふうに歯ブラシを使えばみがき残しがなくなるのか、チェックしてみましょう。

フッ素配合の歯みがき粉で強い歯に

お子さまがいやがらなければ、フッ素入りの歯みがき剤を使用しましょう。フッ素が歯のエナメル質を強化して、酸に溶けにくい強い歯をつくります。ただし、つばを吐き出せない赤ちゃんや、まだうがいができない年齢のお子さまは、歯みがき剤ではなく、市販の水ですすぐ必要のないフッ素入りのジェルなどを使用しましょう。

歯ブラシは1カ月に1回、買い替えを

歯ブラシの毛先が広がると、みがき残しが多くなってしまいます。見た目には毛が広がっているように見えなくても、1カ月に1回くらいの頻度で交換するといいでしょう。もったいないと感じるかもしれませんが、みがき残しからむし歯になり、歯科医院に通うことを考えれば、歯ブラシを頻繁に取り替える方が経済的です。

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