今や仕事で英語を使うことは、当たり前の時代になりつつあります。そうした状況に対応して、小学校では2011(平成23)年度から高学年で「外国語活動」が必修になりました。高校(外部のPDFにリンク)でも13(平成25)年度入学生から科目名が「コミュニケーション英語」に変わったり、英語で授業を行うことが原則になったりする予定です。4月から新学習指導要領の本格実施が始まる中学校(外部のPDFにリンク)でも、積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度の育成を図ることにしています。しかし現状では、中学生はまだまだ「英語で伝える」ことに苦手意識が拭えないようです。
国立教育政策研究所が中学3年生を対象に行ったアンケート(2010<平成22>年11月実施)によると、「英語は好き」「英語の学習は好き」だという回答(「どちらかといえば」も含む)は、いずれも半数程度にとどまっています。これが「話されている英語を聞き取る学習は好き」になると44.4%に低下、「自分の伝えたいことを英語で話す学習は好き」になると、37.0%と3人に1人程度に落ち込みます。「英語で書かれた内容を読み取る学習は好き」の51.4%と比べても、やはり低いと言えます。
英語で伝えることについては、現行指導要領が始まって間もない2005(平成17)年に行われた実技テストでも、正答率は高くありませんでした。そうした苦手意識がなかなか克服できていない現状が今回、改めて浮き彫りになったわけです。学校側に聞いても、伝えたいことを英語で話せるようになる学習は「生徒にとって興味をもちやすい」(83.2%)ものの、必ずしも「生徒にとって理解しやすい」(52.5%)とは言えないという見方をしています。
それでも「外国の人々の言葉、文化、くらしについて学ぶことは好き」な生徒は70%近くに上りますから、海外に興味がないわけではありません。しかも、「英語を学習すれば、好きな仕事につくことに役立つ」との回答は69.6%と3人に2人を占め、2003(平成15)年に行った調査と比べると20ポイント以上も伸びています。英語の重要性が社会で高まりつつある状況を、生徒も感じているのでしょう。「英語を学習すれば、英語で自分の考えや気持ちを伝えることができるようになる」と思う生徒も、74.1%と4人に3人に上っています。
しかし「将来、英語の勉強を生かした仕事をしたい」と思う生徒になると28.4%にとどまり、2003(平成15)年と比べてむしろ減っています。苦手意識が、さらに英語を使おうという意欲を減退させているようです。
話すだけが苦手なのかというと、そうでもありません。「自分の伝えたいことを英語で書く学習は好き」という生徒も37.2%にとどまっています。授業では、自分で考えたことを英文で書く活動は盛んに行われていますし、定期試験にもよく出されているのですが、それでも苦手意識が克服できないのは、伝える技術もさることながら、「伝えたい」と思う気持ちが低いこともあるようです。4月からの授業では、話したり書いたりする技能ももちろん、「伝えたい」という思いをはぐくむことにも一層の充実が求められそうです。

1964年北海道生まれ。横浜国立大学教育学部卒。
1990年、教育専門紙「日本教育新聞」記者となり、文部省、進路指導問題などを担当。1998年よりフリー。連載に「『学力』新時代〜模索する教育現場から」(時事通信社「内外教育」)など。
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005581家庭での英語勉強(宮崎県:2009/09/04 11:58)
現在小学4年で、昔少し英語を習いに行っていました。また、英語に興味がでたみたいで習いたい!と言いだしました。けれど、事情により通塾することはできないのでとりあえず家庭で勉強してみようということになり…
010999英語の学習(大阪府:2011/12/13 09:42)
小学生のうちに少しでも英語を!
と思っているのですが,聞き流し英語みたいなものは,どうなんでしょう??
経験談など教えていただけませんか?
ちょっと買ってみるには,お高いですよね。
021796英語がネイティブに話せる 学習法(2012/04/04 10:23)
子供は 英語が大好きで 発音よく英語で会話できるようになる事に とても憧れ ラジオの語学番組を毎日聞いているのですが、スピードラーニングもしたいと言い出しました。
されている方おられますか…