小学校英語が必修化され、保護者の英語への関心や取り組みの現状はどうでしょうか。Benesse教育情報サイトで実施したアンケートからご紹介します。
アンケート対象:全国の本サイトメンバー 2006(平成18)年度…2006/10/20〜11/1 4,797人 2008(平成20)年度… 2009/3/18〜2009/3/19 1,531人
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
保護者の半分近くが「小学校入学前に英語に触れてほしい」と考えていることがわかりました。「恥ずかしさや間違えることの恐怖感を持つ前に慣れてしまったほうがよい」「リスニングの力、話す力は小さなころのほうがいいと思う」といった声が多く見られました。
今回の結果と2006年度のアンケート結果とを比べてみて変化していたことがあります。それは「就学前に」という回答が14.8%減り、小学校段階でという回答が11.2%増加していることです。依然として「就学前に」は多いものの、「実際に使わないから」「小学校低学年ではとくに学校でもやらないし、高学年まで間があいてしまう」という事情もあるのかもしれません。
【図1 小学校での英語の授業だけでなく、家庭学習として英語に触れ始めるのは、何歳ごろからがよいと思いますか。もっとも近いものを1つお選びください。(2008年度)】
【図2 小学校での英語の授業だけでなく、家庭学習として英語に触れ始めるのは、何歳ごろからがよいと思いますか。もっとも近いものを1つお選びください。(2006年度)】
それでは、当事者である子どもたちの英語への興味はどうなのでしょうか。あくまで保護者から見て、ですが英語への興味について聞いてみると、6割の子どもが「興味がある」と答えています。一方で保護者に英語が好きかどうか聞いてみると(図4)4割程度が「好き」と回答。2割ほどギャップがあるようです。英語をやるのは子ども本人なのですが、保護者として大丈夫だろうか? という保護者自身の不安も聞こえてきます。たとえば、「両親ともに英語は苦手なので、子どもに教えるのが難しいなぁと思うから、そのような両親のお子さんはどうやって英語を教えてもらっているのか知りたい。」などです。
【図3 お子さまは、英語に興味をもっていますか?】
【図4 あなたは、今、「英語」が好きですか?】
自分が好きではなく、得意でもないのに子どもに楽しんで取り組ませることができるの? どうしたらいい? という心配は少なくないようです。
小学校英語の主体はコミュニケーションですから、保護者も子どもが学校で取り組んできた内容を聞き、一緒にやってみるとよいでしょう。特別難しいことをしなければ、と考えなくてもいいのです。「まずは家庭で話題にしてみよう」程度に気楽にとらえてみましょう。
今回、アンケートを実施したのが09年の3/19だったため、学校などからの通知がまだだったからではないかと考えられますが、「
小学校英語ってどんなことをするの?」「必修になるっていうことはどうなるの?」という疑問が多数寄せられました。たとえば次のようなものです。
- だれが教えるの?
- 必修化ってことは成績がつくの?
- 授業は何時間あるの?
- 宿題は出るの?
小学校の担任の先生とALT、そして地域の人材を生かしてチームティーチングで教えていくところが多くなるでしょう。そして、外国語活動は教科ではありませんので、成績はつきません。国語や算数とは別の扱いなのです。また、授業は年35時間ですから、週に1回。宿題については学校の取り組みによるでしょう。
まずは、保護者会などでの説明や、お知らせ・連絡物などをよく確認してみましょう。取り組んでいる本人であるお子さまに聞いてみることもおすすめします。