ベネッセがこれまでに行なってきた様々な調査・研究データのなかから 編集部おすすめの情報をセレクトしてご紹介します
ゴールデンウイークが明けて、新学期からの新しい生活に少しずつ慣れてきた5月。同時に、4月から続いてきた緊張感が解けて、いわゆる「五月病」が心配になる時期かもしれません。今回は、心や身体の疲れについて、子どもがふだんどのように感じているのか調査した結果をご紹介します。 (初出2007/05/16:教育情報サイト)
上の【図1】は、小学生(小5)と中学生(中2)に「あなたはふだん、自分のからだについて、次のように感じることがありますか」とたずねた結果です。小学生で最も多かったのが「あくびがでる」(81.3%)、次いで多いのが「朝、なかなか起きられない」(67.0%)です。 中学生で最も多いのは「あくびがでる」(86.3%)で、次に「だるい」(76.6%)、「朝、なかなか起きられない」(75.0%)が続きます。小学生も中学生も朝起きるつらさは変わらないようです。また、「だるい」と感じる小学生は半数強ですが、中学生になると4人に3人と増えている点が注目されます。
小学生の場合、授業の理解度が疲労の感じ方に影響を与えていることもわかりました。 勉強について「わかりやすい授業にしてほしい」と答えた小学生は、そうでない小学生よりも疲労感を訴える割合が高くなっています(【図2】参照)。特に「いらいらする」「あきっぽい」「だるい」と感じる割合で明らかな差がみられます。子どもが感じる授業のわかりにくさと心身の疲れとの間には、何らかの関係があることがうかがえます。
授業がわからなくて心身の調子がすぐれないのか、逆に調子が良くないために授業についていけず、その結果さらにイライラやだるさなどを感じるのかは、今回の調査ではわかりません。いずれにせよ、子どもの心身の健康面から見ても、わかりやすい授業を行うことが求められていると言えます。同時に、復習や予習をするなど、授業がわかるために子ども自身ががんばることや、生活のリズムを整えて朝しゃきっと起きられるようにご家庭で働きかけることも大切と言えるのではないでしょうか。