<会場のマスコミ関係者との質疑応答より>
会場 教員と保護者の両方が不安に感じていること(*2)を解決するためには、どのようにしていけばよいと考えますか。
吉田先生 2007年度の小学校英語の予算としては約6億円が計上されており、文部科学省ではそれをもとにいくつかの拠点校をつくっていきたいと考えています。そこではまず、教員の研修を第一に考えて、整備していく必要があります。
教材内容の構築に関しては充分な予算がないため、まずはカリキュラム作りから着手するとよいと思います。カリキュラムならあまりお金はかかりませんし、どの学年のどの時期に何をするかを構築することは、今後に向けて非常に大切なものになるはずです。
ALTについては、大きなお金がかかるために難しい課題だといえます。現状でも、充分なお金がなく相当の対価を支払えないために、質のよいALTの先生を確保しづらくなっています。これについては、2007年度は無理だとしても、その翌年度くらいに予算をとれるようにして、解決していかなければならないのではないかと考えています。
*2 調査結果より、小学校の英語教育について、6割の保護者が「教える内容が、先生や学校によって違うこと」「外国人の先生の数が足りないこと」「指導する先生の英語力が足りないこと」について不安を感じている。また、教員も全体の約4割が「指導する教員の英語力」「教材の開発や準備のための時間」を、約3割が「指導のためのカリキュラム」「英語教育に関する教員研修」を課題として挙げている。 |