小学生〜高校生の学力・学習について

放課後の生活時間調査−子どもたちの時間の使い方[意識と実態]

調査クローズアップ!「注目データで見る子どもの生活時間」 ―― 第6回・最終回(10/29)

 「放課後の生活時間調査」から特徴的なデータを取り上げてご紹介するシリーズです。ぜひ様々な場面でご活用ください。

「遅寝」の高校生 21時以降は勉強とメディアに二極分化

図:時刻別行為者率(「早寝」の高校生と「遅寝」の高校生)

 「ふだん(学校がある日)の「夜、寝る時間」は、だいたい何時ごろですか」の質問に対して、「10時より前」から「12時ごろ」と回答した高校生(以下「早寝」)は66.0%、「12時30分ごろ」から「2時よりあと」と回答した高校生(以下「遅寝」)は34.0%で、高校生の3人に1人が夜更かしをしていることがわかった。
 「早寝」の高校生と「遅寝」の高校生について、「勉強」「テレビ・DVD」「携帯電話」の時刻別行為者率をみてみると、「早寝」の高校生の「テレビ・DVD」のピークは21時45分(24.8%)、「勉強」のピークは22時15分(28.6%)、「携帯電話」のピークは23時(7.7%)であるのに対し、「遅寝」の高校生のピークは、「テレビ・DVD」22時45分(22.1%)、「勉強」23時(31.3%)、「携帯電話」23時45分(12.5%)と、それぞれ1時間ほど後ろにずれている。
 また、「遅寝」の高校生は、「早寝」の高校生に比べて、平均勉強時間で20分、テレビ・DVDの視聴時間で5分、携帯電話で10分程度、それぞれ長くなっている。逆に睡眠時間は1時間短い。

図:「遅寝」の高校生の時刻別行為者率(進学の希望先別)

 次に、「遅寝」の高校生について、進学の希望先別に「勉強」「テレビ・DVD」「携帯電話」の時刻別行為者率をみてみると、進学希望先が「短大まで」か「四年制大学以上」かで、大きな違いがみられた。
 「四年制大学以上」を希望する高校生は、21時台〜23時台の時間帯で3割以上が勉強をしているのに対し、「短大まで」を希望する高校生はピーク時(22:15)でも13.5%と低い。逆に、「テレビ・DVD」「携帯電話」に接している時間は「短大まで」を希望する高校生が長く、ピーク時で「四年制大学以上」を希望する高校生との間に、「テレビ・DVD」(22:45)で4.3ポイント、「携帯電話」(23:45)で11.4ポイントの差がみられた。
 24時時点の行為率をみてみると、「四年制大学以上」を希望する高校生は「勉強」が24.9%、「テレビ・DVD」8.0%、「携帯電話」6.7%であるのに対し、「短大まで」を希望する高校生は、「勉強」9.2%、「テレビ・DVD」7.8%、「携帯電話」18.4%となっている。
 同じ「遅寝」の高校生でも、「四年制大学以上」を希望する高校生は勉強に時間を割き、「短大まで」を希望する高校生はメディア、とくに携帯電話に時間を費やしている様子がみてとれる。