放課後の生活時間調査 −調査クローズアップ!
「注目データで見る子どもの生活時間」 ―― 第1回(8/27)
子どもたちは、1日24時間をどのようにすごしているのでしょうか。また、時間に関してどのような意識をもっているのでしょうか。「放課後の生活時間調査」から特徴的なデータを取り上げてご紹介します。ぜひ様々な場面でご活用ください。
「忙しいけど、毎日楽しい」〜【充実タイプ】の子どもが5割弱

学校段階別に子どもたちの時間に関する意識をみると、「忙しい」(とても+わりと)と感じている小学生は約半数、中・高校生は約6割いることがわかった。その一方で、小学生の9割、中・高校生の8割が「毎日が楽しい」(とても+わりと)と感じている。

「忙しい」かどうか、「毎日が楽しい」かどうかで、子どものタイプを分類してみると、「忙しい・楽しい」と回答した【充実タイプ】の子どもは、高校生がもっとも多く50.3%、次いで中学生48.9%、小学生43.8%となった。逆に、「忙しくない・楽しい」と回答した【のんびりタイプ】の子どもは、小学生が45.9%ともっとも多く、中学生33.2%、高校生26.2%と学校段階が上がるにつれて減少する。
「忙しい・楽しくない」と回答した【ストレスタイプ】の子どもは全体で10.1%、「忙しくない・楽しくない」と回答した【空虚タイプ】の子どもは6.6%おり、ともに学校段階が上がるにつれて増加している。

*平均時間の算出方法や質問項目は速報版をご参照ください。
次に、子どもタイプ別に中学生が放課後の時間をどのように使っているのかをみてみた。
【充実タイプ】(忙しい・楽しい)の子どもは、「学習」時間が長く、「部活動」や「友だちとすごす」など、仲間とすごす時間も長いのが特徴的だ。
【ストレスタイプ】(忙しい・楽しくない)の子どもは、「学習」時間が長いのは【充実タイプ】と同様だが、「ぼーっとする」「1人ですごす」時間が長くなっている。
【のんびりタイプ】(忙しくない・楽しい)、【空虚タイプ】(忙しくない・楽しくない)の子どもは、「テレビ・DVD」「テレビゲーム」などのメディアに接する時間が長く、さらに【空虚タイプ】は、「ぼーっとする」「1人ですごす」「携帯電話」の時間が長いのも特徴的だ。
小学生、高校生についてもほぼ同様の傾向がみられた。
これらから、「忙しい」と感じるかどうかは、「学習」と「部活動」に費やす時間の長さに関連し、また、多忙感にかかわらず、「楽しい」と感じている子どもは「ぼーっとする」「1人ですごす」時間が短く、逆にこのような時間が長い子どもは「楽しくない」と感じている様子がうかがえる。学習や部活で忙しくても、仲間との時間やテレビ、携帯電話などのメディアとのつき合い方が、充実した毎日をすごすためのポイントでもあるようだ。
