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好き・嫌いも環境でつくられる

意欲がある子は放っておけばいいといいましたが、絵を描くことでも勉強でも、何か好きになるきっかけがあったと考えるのが自然です。では、好きとか嫌いとかの感情はどこから生まれるのでしょうか。
ある実験で、ヘッドフォンの架空のモニター調査を行い、集まった人たちに音の良し悪しや欲しいと思うかなどを用紙に記入してもらいました。しばらくしてから、同じ参加者にインタビューします。2本のペンを見せて、どちらが好きかを聞くのですが、実は、片方のペンは最初のアンケートに使ったもので、もう片方は別の種類のペンなのです。すると、ヘッドフォンに好意的な評価を書いた人はそのときのペンを選び、ネガティブな感想を書いた人は別のペンを選ぶという具合に、見事に二分されました。ヘッドフォンがよかったので、ペンまで気に入ってしまった、というわけで、逆の場合も理屈は同じです。こういう風に好き・嫌いが波及することを「汎化」といいます。
好きなものが増えるぶんには構わないのですが、別の実験では、白いうさぎのぬいぐるみに触れようとした赤ちゃんの近くで銅鑼を鳴らし何度か脅かすうちに、そのぬいぐるみばかりか、うさぎ、ついには白いもの全般が嫌いになってしまったという怖い結果が出ています。こういう好き・嫌いの感情の原因について本人は覚えていない─正しくは別の理由を付けている─場合がほとんどなのですが、汎化が悪い方に転ぶのは不幸なことなので、教育においてもっと意識した方がよいと思います。いたずらした子どもを勉強部屋に閉じこめたりしたら、勉強嫌いになってしまう可能性が高いのです。
ある実験で、ヘッドフォンの架空のモニター調査を行い、集まった人たちに音の良し悪しや欲しいと思うかなどを用紙に記入してもらいました。しばらくしてから、同じ参加者にインタビューします。2本のペンを見せて、どちらが好きかを聞くのですが、実は、片方のペンは最初のアンケートに使ったもので、もう片方は別の種類のペンなのです。すると、ヘッドフォンに好意的な評価を書いた人はそのときのペンを選び、ネガティブな感想を書いた人は別のペンを選ぶという具合に、見事に二分されました。ヘッドフォンがよかったので、ペンまで気に入ってしまった、というわけで、逆の場合も理屈は同じです。こういう風に好き・嫌いが波及することを「汎化」といいます。
好きなものが増えるぶんには構わないのですが、別の実験では、白いうさぎのぬいぐるみに触れようとした赤ちゃんの近くで銅鑼を鳴らし何度か脅かすうちに、そのぬいぐるみばかりか、うさぎ、ついには白いもの全般が嫌いになってしまったという怖い結果が出ています。こういう好き・嫌いの感情の原因について本人は覚えていない─正しくは別の理由を付けている─場合がほとんどなのですが、汎化が悪い方に転ぶのは不幸なことなので、教育においてもっと意識した方がよいと思います。いたずらした子どもを勉強部屋に閉じこめたりしたら、勉強嫌いになってしまう可能性が高いのです。
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